横浜合唱協会
Yokohama Choral Society

横浜合唱協会第69回定期演奏会のポイントをまとめてみました。聴いていただく時のご参考にしていただけると幸いです。なお、曲の簡単な紹介(ワークショップで説明した内容の要約)はプログラムに記載します。

J.S.Bach "Jesu, meine Freude" BWV 227

　バッハ作曲の有名なモテットのうちの1曲。

　最初(第1曲)と最後(第11曲)に現れるコラールがメイン旋律(コラールとしては奇数の曲に出てくる)

　メイン旋律の展開に着目!! (偶数の曲でもモチーフが使われている)

　伴奏は持ち込みのポジティフオルガン(小型オルガン)とヴィオローネ(当時の通奏低音楽器。現在はコントラバスで演奏されることが多い)

 

M.Reger "Acht geistliche Gesänge" op.138

　日本ではあまり知られていないが、ドイツでは人気のある作曲家の1人で後期ロマン派

　横浜合唱協会としては2002年の全曲演奏に次いで2度目の演奏

　ドイツで修業された柳嶋先生に徹底的にシゴかれています(^_^;)

 

A.Bruckner ”Messe Nr.2 e-ｍoll WAB27”

　原曲は野外ミサで演奏された吹奏楽伴奏曲

　今回は表記のとおり吹奏楽伴奏をオルガン伴奏に編曲したものを用います

　オルガンはバッハの曲で用いたポジティフオルガンでなく、ホールのパイプオルガン、愛称「ルーシー」を使用

　オルガン伴奏は、何度もみなとみらいホールで演奏され、ルーシーの扱いにも慣れた山口綾規先生

　オルガンの音色からブラスの響きを想像していただくのも一興かと

　余計なことですが、山口綾規先生は当会のオルガン伴奏でルーシー・ポジティフ共に何回もお願いしておりますが、八尋和美先生指揮のブラームスのドイツレクイエムでは当会に入っていただき歌われた前歴があります。そのため、一般会員扱いされることもしばしばです(^_^;)

 

撮影：スタッフ・テス