Музыка славы
Hugo Distler Vokalensemble

東京カテドラル

Joint Concert

S.ラフマニノフ: 晩禱 
合唱:混声合唱団 ムジカ・スラーヴィ
オクタビスト:鈴木 雪夫
H.ディストラー: Totentanz 死者の踊り 
合唱:フーゴ・ディストラー・ヴォーカルアンサンブル
フルート:西下 由美
演者:佐藤 二葉
指揮: 谷 郁 
2022年6月3日(金) 18:30開場 19:00開演
東京カテドラル聖マリア大聖堂
入場料:2,000円(全席自由)

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チケットぴあ(Pコード:214033)

ご来場の皆様へ(新型コロナウィルス感染防止に関するお願い)
Joint Concertによせて(指揮者:谷 郁)

ロシアの作曲家セルゲイ・ラフマニノフが正教会の“徹夜祷"に基づいて作曲した「晩祷」と、ドイツの作曲家フーゴ・ディストラーが“死者の日曜日のために作曲した「死者の踊り」。作曲された国、文化的背景、テキストの言語、内容などが異なる2作品ですが、いずれも14〜15曲の小品から成る無伴奏合唱曲の大作であるという点のみならず、拍節に囚われない旋律のあり方など音楽的にも共通点を見出すことが出来ます。そしてもう一つは、いずれも教会で演奏することを前提に書かれた作品であるということです。今回、国内屈指の素晴らしい残響と美しい建築とで知られる東京カテドラル聖マリア大聖堂で、この2作品を演奏できることを心より嬉しく思います。

谷 郁

国立音楽大学声楽科を卒業後、合唱指揮を学ぶために渡欧。ウィーン国立音楽大学指揮科を経てグラーツ芸術大学大学院合唱指揮科を修了。2017年に帰国し、現在は首都圏を中心に合唱指揮者として広く活動している。

vocalconsort initium、Hugo Distler Vokalensemble、Tokyo Bay Youth Choir、男声アンサンブル聲の常任指揮者。ほか客演指揮、指導合唱団多数。

鈴木 雪夫

オクタビスト。東北学院大学卒、米ハートフォード大学ハート音楽院オペラ科に2年在籍。ザ・ブレッスン・フォーにてライブ・TV・CM等で活躍。「題名のない音楽会」で日本一低い声と紹介される。現在はソロ活動の他、ラフマニノフ「晩祷」・マーラー「復活」等超低音を要する演奏会に参加。ロシア公演では希少な本格オクタビストとして称賛された。

佐藤 二葉

俳優・演出家・古代ギリシア音楽家・作家。

国際基督教大学卒業。首都大学東京大学院博士前期課程中退。西洋古典学を専攻し、ギリシア悲劇を研究する。座・高円寺劇場創造アカデミー舞台演出コース修了。

舞台の演出・出演や古代ギリシア音楽の演奏のほか、作家としても活動し、小説・漫画の著書を持つ。

西下 由美

東京音楽大学卒業。同大学新人演奏会、レインボー21 サントリーホールデビューコンサート出演。ミシガン大学フルートワークショップオーディション合格。オーケストラ Ensemble Roca 第3回定期演奏会にて新作フルート協奏曲を初演。第7回長江杯国際音楽コンクール管楽器一般部門最高位。現在はソロ、室内楽、オーケストラで活動中。千葉交響楽団フルート奏者。

混声合唱団 ムジカ・スラーヴィ

混声合唱団 ムジカ・スラーヴィは、プロ合唱団『東京トロイカ合唱団』に触発され、セルゲイ・ラフマニノフ作曲「晩祷」を専門に歌うアマチュア合唱団。2017年7月1日発足。1企画毎に団員を募集する形態を取る。2018年2月10日に行われた東京都合唱連盟主催、春のコーラスコンテスト通称「春こん。」の宗教音楽部門に出場し優秀賞を受賞。満を持して東京カテドラルの全曲演奏に向け指揮者に谷郁先生を招聘し活動を再開。聖地「東京カテドラル」での全曲演奏に挑む。

フーゴ・ディストラー・ヴォカールアンサンブル

ドイツの作曲家 Hugo Distler (フーゴ・ディストラー)の名を冠した室内合唱団。2017年11月に留学を終えたばかりの谷郁の呼びかけで発足し、以来ディストラーを始めとするドイツ近現代の合唱作品と、ルネサンスポリフォニー作品をレパートリーの二本柱として活動している。

2018年12月には、東京カテドラル聖マリア大聖堂にて、ディストラー作曲の Die Weihnachtsgeschichte (クリスマスの物語)を演奏した。