Yokohama Choral Society
-横浜合唱協会-

ドイツ演奏旅行の魅力(2015年9月実施予定)

2014年の納会で本会会員よりドイツ旅行へのお誘いとして行われたプレゼンのHTML版です。無理を言って本人より話した内容をテキストにして加えてみました。当会員以外の方でこれを見て興味を持たれたら、当会までお問い合わせください。

あらい
Tel/Fax:0466-23-9221
YCS会員係
E-mail:ycs.kaiin@gmail.com

Web管理者:やまだ

ドイツ演奏旅行の魅力

はじめに

横浜合唱協会では今年2015年秋に、第4回目となる「ドイツ演奏旅行」を行います。

そこで、今回の「演奏旅行」の“魅力”と過去3回の“ハイライト”を紹介します。いずれも、トーマスカントールのビラーさん、及び、留学中に横浜合唱協会に在籍したトマーナーOBとの縁と強い絆で実現に至っています。

第1回 1997年
トーマス教会演奏+トマーナーOB運営「音楽祭」招聘
第2回 2002年
トーマス教会演奏+トマーナーOB運営「音楽祭」招聘
第3回 2008年
トーマス教会演奏+シュトゥトガルト演奏会


上記の過去3回の演奏旅行は、
留学中に横浜合唱協会に在籍したトマーナーOBとの縁と絆で実現
トーマスカントール・ビラーさんからも絶大な支援が得られトーマス教会礼拝式での演奏も体験した

今度の2015年第4回は、トーマス教会での礼拝式とジョイント演奏会+クヴェトリンブルク(世界遺産の街)演奏会

トマーナーOBとの縁で実現

3回のドイツ演奏旅行と参加者数
1997年 参加者69人(会員の87%)
2002年 参加者57人(会員の75%)
2008年 参加者42人(会員の55%)


トーマス・カントールの ビラーさんには日本では、下記の4回に亘り指揮頂きました。
1990年 ロ短調ミサ
1996年 ヨハネ受難曲
2000年 マルコ受難曲(バッハ没後250年記念公演)
2004年 マタイ受難曲

留学中に横浜合唱協会に在籍したトマーナーOBとの交流は20年以上に及び、独身で日本に留学したトマーナーOBも、最近では親子での交流となっています。

第4回にあたり

第4回2015年は、パートナー合唱団探しからスタート
→Amici Musicae(トマーナーOB所属)が見つかり

→下記3つの演奏の場が確保された
1.聖トーマス教会での演奏

2.Amici とジョイントコンサート

3.クヴェトリンブルク教会演奏

過去3回の演奏旅行の目的「バッハ所縁の地で歌う、聴く、見学する」に加えて、今回は「ドイツの合唱団と交流」する「ジョイントコンサート」が実現します。

さらに、世界遺産の街クヴェトリンブルクの教会でのコンサートも行います。

プロジェクト担当による打ち合わせ

2014年11月30日(日)
Amiciと打ち合わせ概要

ブラウマンさんがきちっと事前調整し、当方が要望した人が出席してくれて満足いく結果が得られました。

出席者
Amici指揮者;Ron-Dirk Entleutner
元トマーナー:1985年の来日公演は9歳ボーイソプラノで参加
Amiciマネージャー;Christoph Jäger
去年土井さんと覚書交換
Amiciチェアウーマン;Teresa Knoch
神学専攻の女学生、牧師を目指している
ブラウマン
元トマーナー 1985年来日公演は17歳テノール 留学中YCS在籍
藤井可奈子
通訳
藤井美智子・藤井良昭
YCS


ジョイントコンサートをする「Amici合唱団」とは一昨年から打ち合わせを重ねてきています。昨年末にはライプツィヒにて「Amici合唱団」のキーパースンとコンサートの詳細を打ち合わせました。

「Amici合唱団」はオーケストラと一体となって活動しており、2015年のバッハフェストにおいても出演が予定されています。

過去3回ドイツ演奏旅行
ハイライト

過去3回のドイツ演奏旅行のハイライトです。詳しい内容はそれぞれに“リンク”されている記録をご覧ください。

第1回ドイツ演奏旅行 1997年

トーマスカントールのビラーさんの指揮で、トーマス教会の礼拝式でバッハを演奏したことはバッハに強く魅せられて合唱を続けてきた合唱団員にとって夢のような体験であり、その感動は今も忘れられません。

トーマスカントール・ビラーさんの指揮バッハのモテット等を歌う

トーマス教会礼拝式(ミサ)次第↓

第1回1997年
タールビュルゲル夏の音楽祭

日本とドイツの合唱曲を披露

J.S.バッハ
「モテト1番 BWV225」
メンデルスゾーン
「モテト Op.78-1」
林光 編
荒城の月、ゴンドラの唄、城ヶ島の雨、  からたちの花(木島千夏)、待ちぼうけ
間宮芳生
「コンポジション1番」より
アンコール
武満徹・編
「さくら」
間宮芳生・編
「杓子売唄」(森一夫)  
三善晃・編
「ソーラン節」
新聞評:1997年8月19日
<バッハも想像すらしなかったであろう>
日本の合唱団が250年たった今バッハのモテットをドイツで歌う

おそらくバッハも250年前には想像できなかったであろう。

タールビュルゲルで横浜合唱協会がドイツの作品および日本の作曲家の作品を演奏した。アマチュアの合唱団としては非常に高い水準の合唱団であった。バッハの “Singet dem Herrn ein neues Lied” の解釈には驚くべきものがある。このアカペラの作品をイントネーションの美しさで響かせ、さらにバッハの作品には欠かせない透明性があふれていた。バッハのポリフォニックな考えはこの透明性によって形が見えてくるものである。八尋和美氏の指揮は暗譜で弾むように、また目的にかなった余分な動きのないものであった。その指揮によりバロック音楽の枝分かれしているメロディーラインが確実に引き出されて響いており、さらに細かいリズミカルな部分も正確に歌われていた。この合唱団のメンバーにはドイツ語が余り難しくなかったようで、一般的に海外の合唱団によくある、言葉を前面に押し出そうとするものが感じられなかった。(以下略)

第1回 1997年の「ドイツ演奏旅行」では、トーマス教会の礼拝式でのバッハ演奏に加えて、音楽祭にも出演しました。留学中に横浜合唱協会に在籍したトマーナーOBが自ら実行委員を務めるタールビュルゲル夏の音楽祭に招聘してました。温かい聴衆、興味を示し演奏前の宣伝、演奏後の批評と2度に亘って取り上げてくれた地元紙、打ち上げパーティに駆けつけて下さった文化大臣等との交流が大いに盛り上がりました。


第2回 2002年ドイツ旅行

八尋和美先生の指揮でトーマス教会「モテットの夕べ」で歌う。トーマスカントールのビラーさんと現役トマーナーが熱心な聴き手であった。

第2回 2002年 トーマス教会演奏

八尋和美先生の指揮でトーマス教会「モテットの夕べ」で歌いました。トーマスカントールのビラーさんは現役トマーナーと一緒に熱心に聴いて下さいました。

第2回2002年 タールビュルゲル夏の音楽祭
J.S.バッハ
Lobet den Herrn alle Heiden」BWV230
Der Geist hilft  BWV226
M.レーガー
8つの宗教合唱曲 Op.138
メンデルスゾーン
Warum tobe die Heiden
Richte mich Gott
林光・編曲
日本の叙情歌より
「城ヶ島の雨(城ヶ島)」
「浜辺の歌(辻堂海岸)」
「箱根八里(箱根)」
「かやの木山の(小田原)」
柴田南雄
「追分節考」
新聞評: 2002年8月20日
テューリンゲン ランデスツァイトゥング
魅力的な響きの体験

この合唱団のJ.S.バッハに対する心からの強い想いはモテット2曲に歌われていた。(中略)Der Geist hilft はアカペラで演奏され合唱構造が明確に表現されていた。輝くようなソプラノ、響き豊かなベース、均質な内声、それらのアンサンブルが幅の広いスペクトルによって表現を一層多彩にしていた。さらにドイツ語を外国語とする合唱団員の言葉と音の処理は敬意に値する。(中略)お国特有の衣装に着替えた小休憩の後ではまさに日本の色が燦然と輝いた。柴田南雄の追分節考は盛りだくさんで贅沢な合唱曲で、日本における働く姿が様々な形で歌われている。女声の連続したクラスターと男声のメロディックな掛け声が教会全体に響き渡り、魅了的な美しさを生んでいた。その空間内を男声メンバーは三々五々に歩き回り、さらにそこには尺八の音色が加わったのである。(中略)

古い民謡の新しい形、合唱によるまったくの偶然性 ― 指揮者に組み合わせの自由が与えられている。何よりも、あらゆる部分に遙かかなた東洋の瞑想精神が漂い、それはこの場にあってはまさにベネディクト派修道士たちのグレゴリア聖歌と近いものさえ感じさせもした。八尋和美指揮の客人たちと谷口明子は人を楽しませる方法を知っており、聴衆は彼らとは別れがたかった様子。

第2回 2002年では前回同様のタールビュルゲル夏の音楽祭出演に加えて、新たな街として、2000年に日本で共演した作曲家でオルガニストのブロイティガムさんの招待でアンナベルグを訪れ、アンネン教会でも演奏しました。また、タールビュルゲル夏の音楽祭での演奏は今回も地元紙に取り上げられました。


第3回2008年 ドイツ旅行

聖トーマス教会礼拝式(ミサ)次第

第3回 2008年 トーマス教会演奏

八尋和美先生の指揮で、トーマス教会の礼拝式でペルト「ベルリンミサ」を主とした演奏をしました。

ヘレンベルグ演奏会とその新聞評
J.S.バッハ
"Der Geist hilft (BWV226)"
F.メンデルスゾーン
"Herr, nun lassest du deinen Diener"
"Jachet dem Herrn alle welt (Psalm 100)"
C.V.スタンフォード
3つのラテン語モテット
"Justorum animm"
"Coelos ascendit hodie"
"Beati quorum via"
J.ヴァイラオホ
"Magnificat"
"Herr Christ, der einig Gotes Sohn"
A.ペルト
"Berliner Messe"

トーマス教会の礼拝式でのバッハ演奏に加えて、シュトゥトガルトとヘレンベルクの教会で演奏しました。ヘレンベルクでの演奏は地元紙に取り上げれました。

 
 

今回の旅行のみどころ


1.ライプツィヒの変化
2.クヴェトリンブルク(世界遺産の街)の魅力

次に4度目の訪問となるライプツィヒの街の変化と初訪問である世界遺産の街クヴェトリンブルクの魅力をお伝えします。

1.ライプツィヒの変化


①ライプツィヒ大学教会の再建

1968年爆破

2015年バッハFESTにてガーディナーがBWV198演奏


②メンデルスゾーン像再建
1936年ナチ党員が像を撤去
2008年に再建


③トーマス教会地下駅新設

ライプツィヒは第1回の1997年から毎回必ず訪問しています。18年が経過しますが、街も随分変わりました。


2.クヴェトリンブルク(世界遺産の街)の魅力

今回演奏会を開くシュティフト教会

この美しい街のランドマークにもなっているシュティフト教会。ここで演奏会を開催します。

クヴェトリンブルク(世界遺産の街)の位置

周辺も観光地が多い!

周辺には名高い観光地が沢山あります。

以前NHKで周辺の観光地が紹介されました。

観光名所
クヴェトリンブルク
1300棟以上のロマネスク様式の美しい木組みの家→ロマネスク街道の秘都
司教座教会(聖セルヴァティウス教会)
シュロスベルク(城山)
旧市街 →世界遺産
ミュンツェンベルクのマリア修道院
ファイニンガー美術館
中部ドイツ鉄道博物館
ブロッケン山(ハルツ国立公園内)
ハルツ山地の最高峰(標高1,141m)でブロッケン現象が起こりやすいことで有名。
山頂は年間300日は霧、9月から5月まで積雪⇒年一回魔女が集まる(ヴァルプルギスの夜)魔女の饗宴⇒ゲーテの戯曲『ファウスト』に登場する
なだらかな山、山頂までブロッケン鉄道が通じ、蒸気機関車やマウンテンバイクでも登る。山頂の博物館には、自然や植物、旧東独時代の展示。
近くのハルツ公園
ブロッケン山に関する多くの伝説や文学も豊富です。是非、ゲーテ「ファウスト」をもう一度読んでいきたいものですね。

(完)

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